運動の種類


健康づくりに欠かせないのが運動です。「運動をした方が良いよ」と言われた時に、思い浮かべる運動は何でしょうか?筋肉トレーニング、ストレッチ、ジョギングなど、運動には種類があり、それぞれ目的と効果に違いがあります。体調や体質、症状に合わせた必要な運動を的確に行うことが大切です。

運動の種類は大きく3つに分けられます。

・有酸素運動

・筋肉トレーニング(筋トレ)

・ストレッチ


【有酸素運動】

有酸素運動は、脂肪をエネルギー源とするので、肥満解消やコレステロール・高血圧・血糖値の改善に効果があります。心肺機能の向上や骨に刺激を与えることで骨粗鬆症の予防にも期待が出来ます。

有酸素運動はウォーキング、ジョギング、長距離水泳など比較的長い時間をかけてする運動です。例えば同じ「走る」でも、ジョギングは有酸素運動の代表ですが、10数秒で終わる100m走は有酸素運動にはなりません。

有酸素運動のメリットは大きく分けて2つ。それは、心肺機能を強くすることと脂肪を燃焼させることです。

心肺機能が活性化すると代謝も良くなり、ダイエットや生活習慣病予防にも効果的です。健康のために運動を取り入れたいという人に有効な運動です。

【筋肉トレーニング】

筋肉トレーニングは、筋力の向上、筋肉量の増大を図り、加齢や運動器疾患によって低下する筋力・筋肉量の維持、改善を目指すことが出来ます。日常生活を送る上で重要な立位・座位・歩行などの姿勢保持能力や物の操作を行うのに必要な筋肉を鍛えることが出来ます。姿勢保持に必要な筋肉をつける事で肩こりや腰痛を防ぎ、疲れにくい身体を作ることが出来ます。

筋肉トレーニングは無酸素運動で、腕立て伏せ・スクワットなどパワー系の比較的短時間で行う運動です。

無酸素運動のメリットには、基礎代謝量が増えて太りにくい身体になることと体型にメリハリが出来ることがあります。筋肉が活性化されることで基礎代謝量が増えて太りにくい体質になるとリバウンドも起こりにくくなります。さらに身体の「くびれ」等を作る筋肉の力が強くなることで、体型にメリハリが出来ます。

【ストレッチ】

ストレッチは身体の柔軟性を高めて関節の運動性を確保します。怪我の予防として運動前に準備運動として行うことや、筋肉の疲労回復を促すために運動後の整理運動としても活用させます。ストレッチは、運動や日常活動で硬くなった筋肉を柔らかくすることで、血流を改善して老廃物や疲労物質を排出することと身体の隅々にまで酸素や栄養分を運ぶことが出来ます。また、ストレッチには副交感神経の働きを優位にさるせリラクゼーション効果もあります。

 

運動に関わる身体の感覚と操作

運動が好きな人は、運動によって気分が高揚したりスッキリ感を覚えます。運動に消極的な人も、「やってみたらなんだかスッキリした。気持ちよかった。」と感じたことがあると思います。

これは身体を動かす交感神経が活性化し、物事を前向きにとらえやすくなり、また、β-エンドルフィンの作用で気分が高まり幸せな気持ちが出てくるという事です。更に、運動を継続することでドーパミンの分泌が盛んになり、高揚感も増します。その他にもセロトニンの作用で心身が安定しストレス解消にもつながります。

このように、運動は身体だけでなく心にも良い影響を与える効果がたくさんあります。

例えば、「歩く」動作が少なくなったら、多くの筋肉が減少し更にはバランス能力、心肺機能の低下が起こります。こうなってしまうと歩くスピードが落ちたり、荷物を持つとふらついてしまう、小さな段差でつまづいてしまう、または崩れた姿勢で歩くと膝や腰を痛めたり、と日常生活や身体の異変に影響が及びます。このように運動と日常生活は密接な関係にあり、筋肉は健康の為に必要なものです。運動をする事で必要な筋肉、機能が維持されます。

通常、筋肉量は成長期に増え、その後加齢とともに減少していきます。しかし、筋肉は骨とは違って、何歳になってもトレーニングを行えばその分増やすことが出来ます。

 

健康に運動は欠かせません。そして、自分の体調、体質、症状に合わせた運動を的確に行うことが大切です。

ウォーキング


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