肩こり


肩こりとは、首の後ろから肩、背中にかけての不調の総称です。重い、だるい、痛いなど感じ方は様々です。仕事、家事、スマートフォンの操作など日常生活では、頭が前に傾き、両腕も前方で動かす前傾姿勢が多く、支える首や肩の筋肉が緊張しています。

 


肩こりの主な症状

肩こりは僧帽筋、肩甲挙筋などの表層の筋肉に痛みや辛さを感じます。これは筋肉に負担がかかった状態で硬くこわばり血管を圧迫し、血行が悪くなっています。すると乳酸などの疲労物質が蓄積し、神経が刺激されて痛みや辛さを感じるようになるのです。筋肉の緊張状態が長く続くと深部の筋肉にまでこりが及んで症状の悪化を招きます。辛い肩こりは深部に及んでいることが多く、頭痛や他の関連痛を併発することもあります。

 

肩こりの原因

首肩周囲の筋肉疲労と血行不良が肩こりの原因です。

生活習慣の中で考えられる大きな要因

【姿勢】デスクワークやスマートフォンの操作、家事など頭を前に突き出した前傾姿勢を長く続けてしまう。

【眼精疲労】目の酷使が目の周囲の筋肉、頭部の筋肉、頚部の筋肉と伝播して肩こりが起こる。

【ストレス反応が起こる程の疲労】ストレッサーは疲労感を起こし、全身の筋肉を緊張させ、血管を収縮させる。

その他、冷え、不眠、嚙み合わせ、運動不足、手腕の疲労、椅子に座る姿勢など多岐に渡ります。

 

肩こりの治療

マッサージでコリの自覚症状を感じやすい僧帽筋を中心に硬くなった筋肉の緊張を緩和して血行の促進、代謝の促進をすることで症状の改善をしていきます。肩こりは身体の背部だけではなく、首の前面の胸鎖乳突筋や大胸筋、鎖骨下筋など身体の前面の筋肉の緊張にも影響されるため各部のマッサージも行います。自分では伸ばしにくい首の関節部の可動域の改善を行い、頭・首・肩のバランスが負担の少ない形へと近づけていきます。

 

鍼治療は元来、痛みの治療、特に慢性痛に効果を発揮します。

鍼は刺激した組織に白血球を誘導して障害を受けていた細胞を活性化させます。また筋肉の深部の痛みやコリまで直接届く鍼治療は、筋肉を緩める効果が高く、血行を促進させて発痛物質を排出させます。身体背部や肩の特に深部の筋肉に溜まったコリは、マッサージでは届きにくい部分もあるので鍼治療は効果のある治療法です。

 

日常生活での身体の使い方、姿勢など注意する点のほか、ストレッチ・筋トレは筋肉の伸縮の方向に対して正しい負荷のかけ方が重要なので丁寧にアドバイスを行います。

肩こり


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